北陸新幹線か、飛行機か。福井県民が「小松空港」を選ぶべき合理的な理由とコスト検証(2026年版)

目次
- はじめに:結論は「13,700円」を基準にすると判断しやすい
- まず、自分に合う選択肢を短時間で確認する
- 1. 移動手段の基本スペック(2026年版)
- 北陸新幹線
- 飛行機(小松空港 - 羽田空港)
- 高速バス
- 2. 新幹線:快適だが「座り続ける時間」がそのまま残る
- 約3時間、同じ姿勢が続きやすい
- 3. 飛行機:移動の手順が区切られるため、疲れ方が変わる
- 4. 小松空港へのアクセス費を整理する(福井駅起点)
- A. リムジンバス(福井駅東口発):1,400円
- B. ハピラインふくい+路線バス:約1,330円
- C. 自家用車:ガソリン代+駐車場代
- 5. 価格の基準:「航空券が13,700円以下なら新幹線定価より安い」
- 6. 空港ラウンジ:出発前の時間を落ち着いて過ごせる
- 7. ラウンジ利用条件(カード)について
- 8. 25歳以下なら、割引運賃が選択肢になる
- 9. 高速バス:費用は抑えられるが、時間と体力面の負担が大きい
- まとめ:迷わないための判断手順
はじめに:結論は「13,700円」を基準にすると判断しやすい
福井〜東京の移動は、北陸新幹線が便利になった一方で、飛行機(小松ー羽田)も、条件次第では費用面で有利になります。
この記事の結論を先に示します。
- 航空券が13,700円以下なら、(空港アクセスを含めても)新幹線の定価より安くなります
- さらに、空港ラウンジを利用できる状況であれば、出発前の時間を落ち着いて過ごせるため、移動全体の満足度が上がりやすくなります
- 一方で、1月〜2月の豪雪期や台風接近時などは、運航影響の可能性を踏まえ、新幹線を選ぶ判断が現実的です
本記事では、単純な運賃比較だけでなく、「疲れ方」や「出発前の過ごしやすさ」まで含めて整理します。
まず、自分に合う選択肢を短時間で確認する
次のいずれに当てはまるかで、候補が絞れます。
- 予定が決まっていて、早めに予約できる:飛行機(小松ー羽田)を検討しやすい
- 当日・直前に動くことが多い:新幹線が選びやすい
- とにかく安さを優先したい:高速バス(ただし負担も大きい)
- 移動をシンプルに済ませたい:新幹線
- 出発前に落ち着いて過ごしたい:飛行機(ラウンジ利用と相性が良い)
1. 移動手段の基本スペック(2026年版)
判断に必要な最低限だけを並べます。
北陸新幹線
- 実勢運賃:15,610円(定価・指定席)
- 所要時間:約3時間(乗換なし)
- 座席環境:シートピッチ1,040mm、全席電源完備
- 特徴:移動が単純で、予定を組み立てやすい
飛行機(小松空港 - 羽田空港)
- 実勢運賃:約10,000円〜13,000円(早期予約時)
- 所要時間:約3時間30分(空港アクセス・待機含む)
- 座席環境:シートピッチ約790mm
- 特徴:空港での過ごし方によって、移動全体の印象が変わりやすい/マイル積算/(条件あり)空港ラウンジ
高速バス
- 実勢運賃:4,500円〜9,000円(便・時期による)
- 所要時間:約9時間(夜行)
- 座席環境:4列シート
- 特徴:費用は抑えられるが、時間と体力面の負担が大きい
2. 新幹線:快適だが「座り続ける時間」がそのまま残る
北陸新幹線(W7系/E7系)の設備は優秀です。足元が広く、電源も確保されています。
ただし、移動の構造として避けにくい点があります。
約3時間、同じ姿勢が続きやすい
新幹線は「席に座って移動する」時間が中心になります。
座席が良くても、長時間の着座は腰や背中への負担になりやすく、到着後の動きやすさに影響することがあります。
3. 飛行機:移動の手順が区切られるため、疲れ方が変わる
飛行機(小松ー羽田)は、移動の手順が自然に区切られます。
- 空港へ向かう
- 出発までの時間を過ごす
- 機内で移動する
- 羽田から都心へ移動する
このように工程が分かれるため、移動中に歩く時間が入りやすく、気分転換もしやすくなります。
「空港で待つ時間がある」という点は事実ですが、その時間をどう過ごすかで、移動全体の満足度が変わります。
4. 小松空港へのアクセス費を整理する(福井駅起点)
「空港アクセスがある分、結局高くなるのでは?」という疑問に対して、福井駅からの方法を整理します。
A. リムジンバス(福井駅東口発):1,400円
分かりやすく、利用者が多い方法です。時刻に合わせる必要はあります。
https://bus.keifuku.co.jp/highway/komatsu/
B. ハピラインふくい+路線バス:約1,330円
福井駅〜小松駅(ハピラインふくい 1,050円)+小松駅〜空港(バス 280円)。
乗り換えが発生しますが、費用は抑えられます。
(参考)福井駅〜小松駅を新幹線で移動する場合:3,260円
この場合、空港まで含めると費用は大きく増えます。
https://www.hapi-line.co.jp/timetable/
https://www.hokutetsu.co.jp/airport-bus/
C. 自家用車:ガソリン代+駐車場代
駐車場の最大料金は次のとおりです。
- 第1駐車場:最大料金 1日400円
- 第2駐車場:最大料金 1日500円
福井市から往復約80kmのガソリン代(約1,400円と仮定)を加えても、1泊2日なら総額2,000円〜2,500円程度。
複数人で一緒に移動する場合や荷物が多い場合は、移動のしやすさという点でも車が選択肢になります。
https://www.komatsuairport.jp/access/parking-kokunai.html
5. 価格の基準:「航空券が13,700円以下なら新幹線定価より安い」
ここが判断の軸になります。
もっとも一般的な「リムジンバス利用」を前提に計算します。
- 比較対象:新幹線定価 15,610円(福井駅→東京駅)
- 空路アクセス費:
- 福井駅→小松空港(リムジンバス)1,400円
- 羽田空港→東京駅(京急+JR)510円
- 合計 1,910円
- 差引目安:13,700円
したがって、航空券が13,700円以下であれば、アクセス費を含めても新幹線定価より安くなります。
JALやANAの早期割引(28日前など)では、10,000円〜12,000円台の運賃が頻繁に設定されています。この価格帯が取れるなら、費用面の理由だけでも飛行機を選ぶ根拠になります。
6. 空港ラウンジ:出発前の時間を落ち着いて過ごせる
飛行機を選ぶ理由として、空港ラウンジの存在は大きいと感じます。
小松空港のカードラウンジは保安検査場の近くにあり、出発直前まで比較的静かな環境で過ごせます。
新幹線の待合やホームは、時間帯によって混雑しやすく、落ち着いて作業や休憩を取りにくいことがあります。
その点、ラウンジを利用できる場合は、出発前の時間を座って過ごしやすくなり、移動全体の印象が整いやすくなります。
https://www.komatsuairport.jp/facility/service02.html
7. ラウンジ利用条件(カード)について
ラウンジは、対象のクレジットカードと当日の航空券を提示すると、利用できるものがあります。
条件はカードによって異なるため、本記事では詳細は扱いません。
8. 25歳以下なら、割引運賃が選択肢になる
25歳以下であれば、飛行機はさらに現実的になります。
- JAL:スカイメイト
- ANA:スマートU25
時期にもよりますが約11,000円〜で搭乗可能です。新幹線の学割価格を下回るケースが多く、費用面の魅力がはっきりします。
また、現在はWebでの当日予約が可能になっており、以前より利用しやすくなっています。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/fare/skymate-fare/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/plan/fare/domestic/smart-u25/
9. 高速バス:費用は抑えられるが、時間と体力面の負担が大きい
高速バスは、最安で4,000円台という価格帯が魅力です。
一方で、夜行で約9時間という移動時間になり、4列シートでは体力面の負担が小さくありません。
「費用だけで決めるのか」「翌日の予定や体調も含めて決めるのか」で、評価が分かれる選択肢です。
まとめ:迷わないための判断手順
最後に、判断の手順として整理します。
- 予定が決まったら航空券を確認する
目安は 13,700円以下。この条件を満たすなら、飛行機(小松ー羽田)は費用面で有利になります。 - 福井駅→小松空港の移動手段を選ぶ
簡単さならリムジンバス、費用を抑えるならハピライン+路線バス、荷物や人数によっては車も選択肢になります。 - 出発前の過ごし方を考える
ラウンジを利用できる場合、出発までの時間を落ち着いて過ごしやすくなります。 - 天候などの運航影響が心配な時期は新幹線を選ぶ
1月〜2月の豪雪期や台風接近時などは、新幹線を選ぶ判断が合理的です。
結論としては、通常は飛行機(小松ー羽田)を候補に入れ、天候リスクが高い時期は新幹線を選ぶ。
この使い分けが、福井県民にとって再現性の高い移動スタイルになります。